銅板のタレパン加工を行いました。
銅板の 性質上軟質のためバリ取などの加工の加減に気をつける必要があり、
変形などに注意しなければなりません。


三本ローラーにてSPC1.2tの板を円柱上に加工しました。
通常のベンダーにて加工を行う場合、金型を当てて少しづつずらしながら
円の形状に加工していきます。
それに伴い金型の筋が製品にでてしまうのと、円も多角形の円になることが確認されています。
しかし、三本ローラーで加工を行うことで金型の筋がなく円の形状も写真のような出来上がりになります。
機械の加工範囲としましては、180度曲げの時に3.2t 1000mmまでの加工が可能となっております。
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車両向けの部品として製作いたしました。板厚3.2tの小型の形状のため
レーザー加工にて行いました。タップ加工用の下穴は一般的には同じレーザー加工で
行うのですが、3.2tも開けられるよう金型を用意し加工を行うことで
加工単価の削減に努めております。
タレットパンチプレスの加工により形状に抜きタップ加工を行うという
シンプルな製品です。
真鍮とは「黄銅(おうどう)鋼」とも呼ばれる銅と亜鉛との合金です。
真鍮は、加工性、耐食性が高いので、金物製作にも向いています。
タレットパンチプレスにて加工を行う場合に気をつけなければいけないこととして、通常のSPCやSUSとはことなり
材質的にも軟質のため、加工時のカスあがりや金型の抜き不良に気をつけなければなりません。
そのまま製品として納めることもありますが、ニッケルメッキを施し表面の強度を上げる方法もあります。
材料の流通サイズとしても「小板サイズ365×1200mm」というサイズが一般的です。
モノ知識
「製品」が形となって市場に流れていくまでに多くの加工工程があります。
材料材質の種類、板金加工、処理加工などなど
「知っている」と「知らない」とでは製品への工程の流れ、製品単価への影響なども変わっていくのが事実です。
モノづくりに携わるかたや、興味のある方への情報提供の機会として
「モノ知識」を定期的に発信してまいります。
VOL2 ANS→アルミ製品にはアルマイト加工を
アルミニウム製品はVOL1でもお伝えしましたが、非常に軽量で放熱性もよいため、
多くのモノづくりの現場や製品に使われています。
しかし、アルミニウムの表面を覆っている膜が大変薄いためにキズや自然界の
化学反応によって腐食しやすいのも事実です。
そんなアルミニウムの表面を強制的に化学反応させ表面の強度をあげて
耐食性をさらにたかめようという加工が「アルマイト」という処理方法です。
詳しい解説についてはウィキペディアのアルマイトにて解説していますのでそちらを
参考にしていただければと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルマイト
板金加工においてアルマイトの位置づけは通常の塗装やメッキ加工とは異なります。
アルマイト処理は塗装よりも薄い膜であり加工時におけるキズや凹みなどが
際立って現れてしまいますので、加工時の製品への取り扱いも慎重に行わなくてはなりません。
アルミ製品問わず、溶接を加工したあとに必要となるのが仕上げ加工です。
仕上げ加工にはグラインダーによって溶接の際に肉盛ができ、それを研いで表面を仕上げるのですが
その際、グラインダーの傷などが表面にアルマイトした際には出てきてしまうのです。
さらに溶接が甘い場合にはアルマイト処理した際に溶接箇所が割れてしまうこともあるのです。
ですので、気になされるお客様ではアルミニウムの箱での溶接加工ではアルミ溶接でなくスポット加工で最小限の
加工跡にとどめているのが実情です。VOL1でもお話しましたが、コストの部分を考慮してだと思います。
一般的なアルマイトのほかに硬質アルマイトというのもありますが、厚さを増すとは異なり強度が増すですので
注意が必要です。
アルマイト処理の際に色素をいれてカラーを付けることもできますのでご依頼の際はご注文いただければ
と思います。
アルマイト加工などの後処理までの加工をご希望であれば
↓↓↓↓
株式会社 上野製作所 担当 上野修司
TEL: 0270-63-1688
FAX: 0270-63-0637
受付MAIL: ueno.seisakusho@gmail.com
へご連絡ください。
その解決のアイディアはあなたと共有しなければ生まれません。
モノ知識
「製品」が形となって市場に流れていくまでに多くの加工工程があります。
材料材質の種類、板金加工、処理加工などなど
「知っている」と「知らない」とでは製品への工程の流れも変わっていくのも事実です、
さらに言ってしまえば製品単価にも影響することもあります。
モノづくりに携わるかたや、興味のある方への情報提供の機会として
「モノ知識」を定期的に発信してまいります。
VOL1 アルミ溶接はなぜ高い
アルミニウムは軽量で放熱性にすぐれているため、多くのモノづくりの現場で採用されています。
製品のカバーや熱がこもりやすい部品、航空機などの部品などに使用されています。
そんなアルミニウムを箱形状に加工する際、鉄やステンレスなどと比べたときに金額の違いに驚くことが
あるかと思います。
その理由としては
・アルミニウム自体の材料単価が鉄などと比べて高価である。
・アルミニウムの溶接においても 融点アルミ660℃ 鉄1535℃という違いから
加工時に融けやすく加工が困難なため技術が要する。
つまり
「材料費」と「技術代」としてアルミニウムの加工費用は変わってくるということです。
そこで、アルミニウムの箱形状で費用を押さえる方法として
写真のような加工を行っています。
のりしろ部分を設けてその部分にアルミのスポットを施し箱形状に仕上げるという加工です。
加工会社によってさまざまですが、単価の御見積もりは時間計算によって金額が決まりますので
溶接で1時間程度掛かっていたものが、下準備も含めて10~20分と短縮されるのであれば
結構なコスト削減につながります。
さらに、後日お話しますがアルマイト加工においても大きな違いをもたらします。
水漏れがNGだという場合は難しいかもしれませんが、
「箱の形状になっていればいい」
という設計であればアルミ溶接をスポットに変えるだけで十分なコスト削減につながります。
溶接だけでも半分以下の金額は期待できます。
アルミニウムの溶接やスポットを加工できる板金加工会社は多くありません。
機械加工・曲げ加工を主に行う会社は溶接部分を外注にだすというのは少ない話ではありません。
設計からアルミ溶接のような溶接全般まで一貫して加工をできる会社をお探しであれば
↓↓↓↓
株式会社 上野製作所 担当 上野修司
TEL: 0270-63-1688
FAX: 0270-63-0637
info-desk: ueno.seisakusho@gmail.com
へご連絡ください。
その解決のアイディアはあなたと共有しなければ生まれません。
首都圏のお客様より試作製作の依頼をいただき製作したものです
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東京のお客様から板金から塗装までの試作加工として
製作いたしました。
塗装完成まで3日間にて配送いたしました。
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カメラ撮影用ライトCOMETの移動ユニットを株式会社向日葵 様http://www.job-can.com/
の依頼により製作いたしました。通常の移動式は斜めからのライトアップになり
被写体に影が出来るなど不満がありましたので垂直で当てることが出来、
折りたたみ式で移動もスムーズに行える製品となっております。
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株式会社 向日葵 http://www.job-can.com/index.html
様向けに、GITZO製雲台用ビデオカメラスタンドを作成いたしました。
付属のネジを加工しメッキ加工を施し納品させていただきました。
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